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川柳を楽しむ

僕は俳句を作っているが、時々、俳句と川柳の違いを質問される。
俳句は『季語』が必ず入る、という形式的な違いが有る。
内容的には、俳句を写実を持って、人生の一瞬を切り出そうとするが、川柳においては「滑稽」「笑い」「風刺」が主流となる。

しかし、僕の俳句は「自称」俳句であって、ひとによっては「川柳」とも取られるかもしれない。

入門者用

川柳入門はじめのはじめのまたはじめ

川柳入門・はじめのはじめ


何はともあれ、こういう入門を買ってみる。
図書館から借りるのではいけない。
自腹を切ってこそ、趣味に打ち込む!という気概が必要だ。

「猿ではできない」川柳をまずは見よう見真似で作ってみよう。

初心者用

川柳作句教室―入門から応用まで

現代川柳入門


とりあえず、入門編で川柳の「形」を覚えたら、今度は、ガンガン実作してみよう。
水泳もそうだが、本だけ読んでいても上手にはなれない。
まずは、作ってみることだ。
何百と作ると、頭の中が川柳世界になっているはず。

初心者に髭が生えたら

川柳技法入門
入門教室 川柳みちしるべ

川柳の楽しみに、コンクールや新聞に投句するというのが有る。
そこまで行くと、他者から「評価に値する」「鑑賞に堪える」「笑える」「苦笑する」というところまで持っていく必要がある。

いずれにしても、「継続こそ力」「継続こそ才能」という広い視野を持っていこう!
川柳の基本も柔軟な視野にあるはず。

鑑賞のための俳句

なんでもそうだが、やはり初心者ほど一流の作品を読むことが大切である。
・・・・・・などという硬いことは言わずに、純粋に楽しもう!(実作の際に参考にもなる。)


平成サラリーマン川柳傑作選〈10貫目〉

ご存知の「サラ川」と呼ばれている本書。
第一生命が募集したものの中から、特選された川柳をまとめてある。
10年近い歴史を持つ本書なので、全巻そろえると、社会的背景も窺えて楽しい。


男はつらいぜ ビジネスマン川柳

「男は・・・」というタイトルでは「セクハラ」になるのかもしれないが、女もつらいぜ川柳も有る。
性を越えて、楽しめるのが文学の良さでもある。
(スポーツでも男女混合は有るが。。。)

川柳で乗り切る人生のデコボコ道―気持ちが楽になる効果抜群の120句

川柳は作ろうとすると易しいようで、難しい。
そこで、まずは先人の「名作」を解説付きで読む、というのが常套だろう。
本書は珍しく若い女性(川柳や俳句は年寄りのもの、というのは固定観念です、はい。)による解説である。
その解説がまた、痛快で川柳以上に面白かったりする。

作者の解説も簡潔であり、川柳の背景が見えて楽しさ(あるいは辛さ)がより鮮明になっている。

本書の構成は「男と女」、「職場・社会」などの5つに分類されており、それほど、世の中は「川柳のネタ」になりやすいのだとしみじみ感じる。

俳句も川柳も五七五という短いフレーズで、ズバリと世の中を(あるいは自分を)詠むことが醍醐味だが、この本はその醍醐味をいかんなく、読者に伝えてくれる良書である。

これを読んだら、実作の本を読みたくなる。

川柳の本(アマゾン)










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